インターネットで集客するために必要なこと

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こんにちは、ホームページ屋の佐藤です。

今日はインターネットで集客したいと考えている人に「こういう準備をするとスムーズに上手くいくと思いますよ」というお話をしたいと思います。

仕事柄、経営者の方にネット集客に関するご質問やご相談を頂くのですが、皆さん「ホームページ、ブログ、SNSをさわり始めたんだけど、このあと一体何をすればいいの?」と最初の段階でつまづいてしまいます。

 

これからインターネットでも集客できるようにホームページを作ったんだけど、このあと具体的に何をすればいいのかわからない…

ブログやSNSを始めてみたけど全然集客できなくて…、そもそも何を発信すればいいのか悩んでます…

 

こういった悩みを解決するため、商売の基本的な部分もおさらいしつつ、以下にまとめた内容を確認してみてください。

コロナ禍で副業を始めてみたい、土日だけの週末起業をしてみたいという人も良かったらご参考にどうぞ。

 

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インターネットで発信する必要最低限の情報

すでに商売が軌道にのっている場合は、必要最低限の基本的な情報をインターネット上にわかりやすく公開しましょう。掲載するのは無料ブログやSNSではなく、信頼性が高いホームページがおすすめです。

 

  • 事業内容(提供している商品・サービス)
  • 創業に至る思いやお客様へのメッセージ
  • 今までの実績(ない場合は無料モニターを募集)
  • お客様からの評価
  • お問い合わせ方法

 

業界や地域の中で知名度がある場合は、これだけの情報でも公開していればネット上でお問い合わせがくると思います。

 

集客を成功させるために必要な5つのステップ

必要最低限の情報だけでは集客がむずかしい場合、さらに必要なことを5つのステップで確認していきます。

 

  1. インターネットで情報を発信する前に
  2. 業界・お客様・同業者のことを調べる
  3. 誰にどんな商品・サービスを提供できるか考える
  4. 商品・サービスを広めて選ばれる存在になる(※ネット集客)
  5. 結果のデータを取りながら改善を繰り返す

 

1・インターネットで情報を発信する前に

自分の固定観念を見直す

情報を発信する前に準備運動として、仕事、お金、時間などのテーマで数人と話し合いをしてみましょう。壁打ち相手になってもらうことで、自分の考えを客観的に捉える練習をします。

「自分の考えが他の人にとっても当たり前」だと思い込んでいると、ネットで集客することはできません。フラットな視点で物事を見られるように、自分の中にある「固定観念(思い込み)」を見直す機会を設けましょう。

 

ひたすら頭の中にある単語を書き出して可視化する

固定観念の見直しと似た作業ですが、頭の中に思い浮かぶ単語(キーワード)を全部書き出す訓練もしておきましょう。

頭の中を整理して自分の強みや弱みを確認するのに役立ちます。テーマを決めて思いつく限りの単語を書き出してみます。(100個くらいを目安にしてみてください)

仕事をしている上で普段なんとなく感じていることから、起業のきっかけとなるような信念まで書き出すことで、今後インターネット上で情報を発信する際や、アイデアを考えるときなどにも役立ちます。

 

マインドマップで目標や相関関係を整理する

頭の中の単語を書き出した後に、別の紙を用意してツリー状(大きな幹から小さな枝葉に分かれていくイメージ)の図に配置してみます。(この図をマインドマップと呼びます)

図の中心にビジネスの根幹となる経営理念を書いてみたり、未来の目標を書いてみたり、複数のバージョンを作成して、関連するキーワードをどんどん思い浮かべて広げていきましょう。

連想ゲーム感覚で現状の相関関係を確認したり、目標を短期・中期・長期と分けて考えたりするのに役立ちます。

 

2・業界・お客様・同業者のことを調べる

業界の需要や動向を調べる

新規参入でない限り業界の傾向は肌感覚でわかると思いますが、新しい情報にも意識を向けてみてください。

業界の中にいる期間が長いと、いつの間にか現状を見誤ってしまっている可能性も出てきます。いつもと違うメンバーと交流することで新しい発見があるかもしれません。

未経験の業界に挑戦する人は、業界の中の人の話を聞いてみましょう。

 

お客様のターゲット層を絞って直接聞いてみる

提供したい商品・サービスを誰に利用してもらいたいか、ターゲットになるお客様のイメージがはっきりと思い浮かべられると集客が上手くいく可能性が高まります。

性別、年代、仕事、趣味、家庭環境など、できる限り具体的にイメージして、近いタイプの人に自分の商品・サービスのモニターやヒアリングを依頼してみましょう。

ネットで情報発信するときは、直接聞いたお客様の声(モニターやヒアリングの結果)に寄り添った内容を発信すると反響が出やすくなります。

 

同業者の提供しているサービスを調べる

自分と同じ商品・サービスを提供している同業者をインターネットで検索してみます。検索して1ページ目(検索表示の上位10位以内)に出てくる業者と、広告枠に出てくる業者を調べて、サービス内容や価格を確認しましょう。

検索して出てきたサイトの中身をおおまかに書き出して、いつでも読み返せるように保存しておきます。

商品・サービスの差別化を考えたり、自分がどんな情報を発信したら良いか悩んだときに参考になります。

 

3・誰にどんな商品・サービスを提供できるか考える

経営理念を宣言する

自分が目指すべき社会を宣言して、共感する仲間やお客様を集めることで、協力者が増えて事業がスムーズに進んでいきやすくなります。

経営理念はとても重要ですので、自分の気持ちに嘘偽りなく、今後のすべての行動指針となるようにじっくりと考えましょう。

マインドマップを参考にすると考えがまとまりやすくなります。

 

いつどこで誰に何をどのように提供するか

今まで自分のことを掘り下げてきましたが、これから先はターゲットになるお客様を想像しながら、より具体的に商品・サービスについて考えていきます。

ロールプレイング(本番と同じ状況を想定した疑似演習)のように「どういう場面で、どんなお客様に、いくら(価格)の商品・サービスを、どのように提供しているか」など理想のシチュエーションを頭に思い浮かべましょう。

できれば台本のようなマニュアルを作成して、色んなパターンを想定しておくと自信がつきやすくなります。お客様が笑顔になっているところまで想像できれば成功に近づけます。

 

経営上の目標数値を決める

基本的に売上は理想とする目指すべき数字と、撤退しないといけない数字をあらかじめ決めておきます。

長年経営されている人はネット集客に向き合う時間や経費の採算ラインを、起業後まもない人は事業継続の撤退ラインを決めておくと不安要素を減らして業務に集中できます。

 

4・商品・サービスを広めて選ばれる存在になる

インターネットで情報を発信する

ここでやっとインターネットで情報を発信する段階に入ります。

今までの1~3章のステップをきちんと踏んでいれば、前述の「インターネットで発信する最低限の情報」以外にも発信するべき情報がわかると思いますが、いかがでしょうか?

始めの頃は、業界の話やお客様の話、これから目指す自分の考えなどを発信していき、時間と共にどんどん経験値も積み上がると思いますので、それによって変わっていく状況をさらに発信し続けてみてください。サイクルが出来上がれば徐々に楽になっていきます。

具体的なお題が思いつかない人は、例えばマインドマップで書き出した単語をテーマにしてみてください。最初はブログやSNSでつぶやくだけでも大丈夫です。慣れたら文章にまとめてホームページなどに掲載してみましょう。

「経営理念をしっかりと考え抜き、頭の中にあるキーワードをめいっぱい書き出し、最初から完璧を目指さないでとにかくやりきる」ことが、後々成功するためのポイントです。

 

オフラインで営業活動を行う

インターネットだけに頼らず実社会での営業活動を併せて行うことで、オンラインとオフラインの集客の相乗効果を狙うことができます。

無料と有料の方法がありますが、抵抗の少ない簡単な方法から試してみましょう。ご参考まで。

  • 飛び込み営業
  • チラシ撒き
  • ポスティング
  • 折込チラシ
  • 電話・FAX
  • 雑誌・冊子
  • 看板

 

自然とお客様から選ばれ続ける状態を作る

現実的に事業を長く継続させるなら、より良い商品・サービスを提供することに力を入れて、リピート客や紹介客で回る営業スタイルをおすすめします。

目先の利益ばかり追わずに長期的な視点で経営を考えると、ネット上に良い口コミが広がって第三者の情報でお客様が集まる状態になると思います。開業当初は新規客の開拓が必須なので例外ですが、起業後しばらく経ったら経営の優先順位は以下をおすすめします。

  1. 商品・サービスの改善
  2. 既存顧客のサポート
  3. 新規客の開拓

 

5・結果のデータを取りながら改善を繰り返す

目標達成率と作業量

5章からは集客とは直接関係ありませんが、より良い経営状態になると集客も自然と楽になると思いますので、お話していきたいと思います。

定期的な期間を決めて目標をどのくらい達成したのか、きちんと振り返りましょう。目に見える形で作業量を記録しておくと、後で新しい目標を立てやすくなります。

この達成率の確認を怠ると「いつか結果が出ればいいや」と計画がとん挫する確率が高くなります。最低でも必ず毎月一度はチェックしてください。

今やっているのは直接売上に結びつく仕事なのか、どのくらいの量の作業をしたのか、常に頭の片隅で意識することをおすすめします。(売上表とは別に自分で色々と数式を作ってみるとわかりやすいです。)

【例:ネット集客=情報発信量×お問い合わせ率 】

 

商品・サービスの売上に対する構成比

売上をさらに上げたいという段階で、商品・サービスの売上構成比を確認できるように日頃からデータを取っておきましょう。

売上効率の良い商品・サービスのブラッシュアップや、外注化して利益が確保できる商品・サービスの選定など、数字で確認できると意外と簡単に売上アップが狙えます。

単品で勝負している人は売上アップに有料オプションの追加などがおすすめです。

 

新規客獲得率とリピート率

オンライン上で決済をしていたり、客数が少ないビジネスの場合は、可能な限り新規客とリピート客の割合をデータとして取っておきましょう。

繰り返しになりますが、安定した経営を目指すのであれば開業後は基本的にリピート客を中心に売上の最低ラインを確保して、新規客の売上はボーナスが入ってラッキーという感覚がちょうど良いと思います。

どんぶり勘定にしていると、リピート率が変わっても気づきにくく、いつの間にか外部要因によってお客様が急に減ってしまう危険性があります。重要性が低い指標かもしれませんが、きちんと意識することをおすすめします。

 

最後にまとめ

今回の記事で取り上げた項目を一つ一つ確認しつつ情報発信をしていけば、ネット集客で様々な事業を上向きにすることができると思います。

しっかり向き合うと、たぶん3カ月くらいは費やすことになると思いますが、その後のプラス効果を考えると、決して損はしないはずです。(副業や週末起業の場合は、効果が現れるまで半年から一年くらいかかるかと思います)

たまに「ネット上での魅せ方が上手ければビジネスは成功する」と考えている人もいますが、ネット集客はあくまで経営の一部ですので、一過性のビジネスを除けば地道な努力が不可欠だと考えてください。

 

 

※今後、今回のテーマを細分化して一つ一つ説明していこうと思います。宜しくお願い致します。

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